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インターナショナル(IWC)18KピンクゴールドCal.89手巻。SOLD!
写真をお見せする際お断りしておきたいのは、厳密な色合いが求められるブツ撮りカメラマンの仕事をしている訳ではないし、また、コンピュータのディスプレイによってだいぶ見え方が違うことだ。今回は、オリンパスE520のテストも兼ねていたので、最初は、ミックス光で条件を変えながらオートホワイトバランスがどの位働くか試してみたが、物の“感じ”はよく出ている。次に、化粧箱の撮影では自然光の下、手動でホワイトバランスをとって撮った。この方が変な色転びもなく、現実に近い色味だ。また、腕時計自体についてだが、フィリピンに移住してからは防湿庫に仕舞って、湿度50〜60%で保管してきている。


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ウォッチ大放出シリーズも最終回。今回の撮影で、ほんとうに写真写りのいい腕時計とそうでないものがあると思った。この手巻きインターは実物が素晴らしいのはもちろんのことだが、写真に収めるとその美しさがより引き立って見える。微妙な光の当て方の違いに過剰に反応するというのでなく、そのデリカシーを如実に表わすので、その仕上げが、それだけ繊細なものだと証明しているのかも知れない。

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閑話休題。このインターは、父母が立て続けに亡くなった後の2000年か2001年に、インターネットのアンティーウォッチマンで買った。この手の高級ビンテージウォッチでは安かったが、それでも20万円位はした。手巻きムーブメントの歴史的名機として誉れ高い、Cal.89を搭載した60年代の逸品で、パテックフィリップの96カラトラバほど小振りな密度感はないが、それに匹敵するだけの美しさがあると思った。

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エレガンスだとか、言葉でいい表される形容は、すべて包含しているように思われる。言葉は無用というか、説明は無用だ。物理的には、腕時計の中身と外観はほとんど関係ない筈なのに、いい機械を使っていると、見た目も断然違ってくるのは不思議なばかりだ。美しい見た目ばかりで、中身を伴っていない人間が多いのとは大違いといえる。

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18K無垢だけあってちょっと重量感があり、誰もいなくなった家の暗がりで、そっと身に着けてみると、左の手首に乗ったその重みがなんとも優しく、癒しというか、からだ全体にじわーと満たされた感覚が広がった。腕時計を身に着けてあんな感慨があったのは、後にも先にもあのときだけだった。だが、その後スーツでひとり東京に向かった新幹線の中では、何か虚しさだけが襲った。

思い出や、支えてくれる人がいないと、モノはモノとしての本領を発揮できないのかも知れない。どんなに素晴らしいモノも、所詮は人間の代わりでしかないのだ。センチメンタルだったも知れないが、このインターナショナル(IWC)18KピンクゴールドCal.89手巻は、そういう思い入れを込められるタイムピースだと思う。ジャングルの私の暮らしにおいては、過去でしかないのだが。

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入手した際、アンティーウォッチマン提携の時計師さんにオーバーホールしてもらい、それ以来日差+20秒位で正確に時を刻んできている。日本を離れるまでの3〜4年の間に特別な機会で使用しただけで、後はコレクションケースに居座ってきたが、いまだに少しゼンマイを巻くだけで秒針が滑るように動き出す。他の手巻きムーブメントによる動きとは明らかに違う。

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購入して少ししてからコサリーベルマンに問い合わせて、インターの純正クロコダイル革ベルトを送ってもらった。尾錠も18K無垢ピンクゴールドの豪華仕様で、まったく“別物”という感じ。値段もすごくて、3万5千円位はした。案内された三越静岡店の時計売場に持ち込んでみると、年配の時計師さんが裏蓋を開けてもいいですかといってしげしげと眺め、とても綺麗で、いい状態ですねといってくれた。

そのとき、この頃のインターはスナップバックだが、裏蓋がサイドまで廻り込んでいるので防汗程度の効果はあると話してくれた。大事に使ってください、といわれた。そうだ。使ってもらわなきゃ、意味はない。そういうわけで放出しているわけだ。親から子へ、子から孫へ、何世代にも渡って使えるから、この時計に似つかわしく、また最も映える“街”の環境に住んでいる方に捧げたいと思う。

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【2010/02/26 08:00】 | ウォッチマニアの成れの果て | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
ジャケエトアール手巻リスボン。SOLD!
写真をお見せする際お断りしておきたいのは、厳密な色合いが求められるブツ撮りカメラマンの仕事をしている訳ではないし、また、コンピュータのディスプレイによってだいぶ見え方が違うことだ。今回は、オリンパスE520のテストも兼ねていたので、最初は、ミックス光で条件を変えながらオートホワイトバランスがどの位働くか試してみたが、物の“感じ”はよく出ている。次に、化粧箱の撮影では自然光の下、手動でホワイトバランスをとって撮った。この方が変な色転びもなく、現実に近い色味だ。また、腕時計自体についてだが、フィリピンに移住してからは防湿庫に仕舞って、湿度50〜60%で保管してきている。


さて、このウォッチ大放出シリーズも最後に近くなって、私にとっても至宝の2台をご紹介することになる。マテリアリズムを否定しながらも、それを享楽してきた身なのでその愉悦はわかる。持つだけで喜びを高めてくれる。そういうモノは確かにあって、カメラレンズでいえば先だってイザ!ブログでお見せしたカールツァイスイエナ ゾナーであったし、腕時計でいえば今回ご紹介するジャケエトアールと、次回のインターナショナルだ。

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レンズでいえば得もいわれぬ描写を偏愛してしまうし、腕時計ではやはり身に着けたときの幸福感、これに尽きる。私がロレックスを好きになれないのは、いかにも成り金趣味のデザインもさることながら、纏ってみて喜びが感じられないことだ。時計売場で熱心にロレックスを物色している若者の顔つきを見ると、申し訳ないがげんなりしてしまうし、あの時計はひとに見せることで成り立っているとしか思えない。

そこへ来ると、たとえデザインが地味でも、いい機械を使い丹誠込めて作られた時計は、オカルティックな話だが何か目に見えぬパワーを与えてくれる。ジャケエトアールは、私にとって間違いなくそういうウォッチのひとつだった。ある人には価値があり、ある人にはまったくないとは、おかしないい方かも知れないが、時計の方がオーナーを選んでいるような気もする。

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ジャケエトアールはドイツ人時計師のクラウスヤコブ氏の独立ブランドで、デッドストックもののスイス機械式腕時計の黄金期に造られた銘ムーブメントに細工を施しながら組み上げ、ドイツ製(グラスヒュッテ製と思われる)のケースに入れ込んでいる。この品物は、2001年に上野アメ横のTSホリウチで見つけたもので、今日のデカ厚ウォッチほどではないが、それでも少し大きめで存在感がある。

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とってある保証書/使用説明書によると、Ref.6376Aで、ケース番号は132.30.32とある。確か、歴史的名機のUnitasを組み込んだジャケエトアールは大きめのケースと小さめの2種類があった筈だが、これは小さめの方で、日本国内ではきわめてレアだと思われる。バルジュー等を使用した複雑時計が多いジャケエトアールでは最廉価に属するが、それでも10万円位はしたと思う。

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シースルーのスクリューバック(日常生活防水)となっていて、美しく、しかも屈強にさえ見えるUnitasムーブメントを堪能できる。ジャケエトアール純正のオリジナルベルトは表にクロコダイル革を使っていて、裏革があてられている。尾錠も凝っていて、クラシカルで美しい、何というかドイツっぽいデザインだ。

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ゼンマイはかなり長いようで、フルに巻き上げるまでだいぶ時間がかかる。巻き心地はたいへん剛性感がある。この機械は間違いなく、何世代にも渡って使われることを前提としたモデルだ。親から子へ、子から孫へ、定期的なオーバーホールなども、そういう関係のなかでギフト代わりになったりしそうだ。そう考えると、個人で完結するのでなく、“関係性”のタイムピースなのだ。木製ケース、日本語の保証書/使用説明書も揃っている。

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【2010/02/24 08:00】 | ウォッチマニアの成れの果て | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
ジュベニア自動巻。SOLD!
写真をお見せする際お断りしておきたいのは、厳密な色合いが求められるブツ撮りカメラマンの仕事をしている訳ではないし、また、コンピュータのディスプレイによってだいぶ見え方が違うことだ。今回は、オリンパスE520のテストも兼ねていたので、最初は、ミックス光で条件を変えながらオートホワイトバランスがどの位働くか試してみたが、物の“感じ”はよく出ている。次に、化粧箱の撮影では自然光の下、手動でホワイトバランスをとって撮った。この方が変な色転びもなく、現実に近い色味だ。また、腕時計自体についてだが、フィリピンに移住してからは防湿庫に仕舞って、湿度50〜60%で保管してきている。


まだ日本で時計屋めぐりをして埋もれたモノを探していたとき、知ったのがJUVENIAだった。愛知県豊川市牛久保にあった昔からの時計店に、金メッキケースのデッドストックウォッチが数本あった。シンプルな二針式で私好みのデザインだったが、1本3万円と聞いて、ずいぶん高いなぁと思ったことを憶えている。店主によると、50年代、60年代の機械式腕時計の時代には、ジュベニアはスイス高級ブランドとして鳴らしたとのことだった。その後、ジュベニアの真骨頂は宝飾時計であったことを知った。道理で、というか、豊川で見つけたものはスナップバックの小さな裏蓋が付いただけの完全非防水だった。で、ジュベニアは伊達や酔狂だけのデザインブランドだと思っていた。

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ところが、調布のアパートに住んでいた2002年か3年にeBayで見つけたジュベニアは、防水仕様なうえ、ハイビートのムーブメントを搭載した“使える”お洒落時計だった。デザインは、ジュベニアだからもちろん垢抜けている。白いダイアルに繊細なリーフハンドがきっちりと伸びる様、そしてエレガントなRの段差が施されたケースは、パテックフィリップ並みの美しさだ。確か、オランダのセラーだと思ったが、なんとNEW OLD STOCK(日本式にいえばデッドストック)とのことだった。ヨーロッパではジュベニアは日本でなんかより断然ブランドらしく、かなり強気の値段が付けられていた。日本円で3万円位だったと思う。かなり迷ったが、豊川で見たものより価値があると思ったので、大枚はたいて買った。

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写真ではよくわからぬかも知れぬが、針はすべてブルースティールだ。ムーブメントには手巻き機能も付いていて、巻き上げると少し固めで指が痛くなるため、近くの時計師に確かめてみたら、それでもオーバーホールは必要ないとのことだった。時間はたいへん正確で、日差+15秒ほどだった。チチチとハイビートが小気味よくて、使い勝手もよくドレッシーなので、カナダのバンクーバーに移ってからはよく身に着けていた。ホワイトダイアルはほんと着るものを選ばず合わせやすい。だが、北米の人たちには、独特の、皮肉ともユーモアともとれる揶揄があるようで、ある日、ふん!なんだ女物じゃねぇか!?と、せせら笑われた。同席していた日本からカナダに移住したバングラデシュ人によると、アジアの感覚ではわからぬジョークなのだそうだ。

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牛皮型押しベルトもオリジナルとのことだったが、いくら湿気の少ないバンクーバーでも毎日のように身に着けていたため、尾錠部分に多少緑錆が出ている。そろそろオーバーホールをと考え、例のドイツ人時計師のところへ持っていったのだが、なんと特殊な形状となっているスクリューバックを開ける工具がなく、傷つけてしまう恐れがあるからと断られた。こんな裏側にもこんな懲り様をしているとは、きっとこれがジュベニアなんだろう。つきつめられたシンプリシティというわけ。そういうわけで、このときも分解掃除をしようと試みながら結局できなかった。裏蓋を開けてもらったら、どんな機械が入っているか教えてもらおうと思っていたのだが、実現できていないのでいまだにわからない。ま、70年代以降のものだろうが、ETAだろうか? 

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日本の時計師から聞いたのは、昔の腕時計は、国産だと機械の地板が軟らかいが、スイスの機械だと硬いので分解掃除を怠ってもそんなに問題ないとのこと。このジュベニアも、時間を正確に刻んでいるうちは大丈夫かも知れない。なにしろ、コレクションで何本も持っていると、オーバーホール代だけでも馬鹿にならない。例の、砂山の時計師さんみたいに安くて良心的な人がいればいいが、なんでもかんでも高くなってしまい、お金を使わねば生きていけなくなってしまった日本では難しいだろう。

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【2010/02/22 08:00】 | ウォッチマニアの成れの果て | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
ロジャース手巻クロノグラフ。SOLD!
写真をお見せする際お断りしておきたいのは、厳密な色合いが求められるブツ撮りカメラマンの仕事をしている訳ではないし、また、コンピュータのディスプレイによってだいぶ見え方が違うことだ。今回は、オリンパスE520のテストも兼ねていたので、最初は、ミックス光で条件を変えながらオートホワイトバランスがどの位働くか試してみたが、物の“感じ”はよく出ている。次に、化粧箱の撮影では自然光の下、手動でホワイトバランスをとって撮った。この方が変な色転びもなく、現実に近い色味だ。また、腕時計自体についてだが、フィリピンに移住してからは防湿庫に仕舞って、湿度50〜60%で保管してきている。


最初の移住目的地がカナダだった。2004年から2005年まで、ブリティッシュコロンビア州リッチモンドでアパートをシェアしたり、バンクーバーでホームステイしたりしていたが、英語の勉強の傍ら、暇を見つけては街をほっつき歩いていた。ダウンタウンで見つけたウォッチリペアショップは、ドイツから移住した時計師が経営していて、私は手持ちの腕時計をメンテナンスしてもらうために足を運んだ。どんなのが好みなんだ?という話になって、ブランドじゃない、デザインなんだ、と伝えておいたら、どこでどう都合をつけたのか、ビンテージウォッチを用意してくれていた。

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ウォッチマニアでありながら、どういうわけか私の関心はよくありがちなクロノグラフへは向かわず、ひとつも持ち合わせがなかったのだが、彼が見せてくれたこのタイムピースは私を魅了した。ブランドなんてなんなんですか?といわんばかりに、きっちり、かつ丹念に作り込まれたデザインが素晴らしい。おそらく50年代のものだろう。だいぶ時代を感じさせるが、その分いい味を出している。いくら位だったろうか? 日本円で2万円ちょっと位で、機械式クロノグラフとしては安めの値段だったと思う。オーバーホールしてくれてあったかどうか記憶がないが、動作を保証してくれたことを憶えている。

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ストップウォッチ機能なんて私にとって飾りでしかないので、たまに遊びでしか動かしていなかった。時計自体も、バンクーバー周辺でパーティのような機会にしか身に着けた記憶がない。ま、鑑賞用の腕時計だった。フィリピンに移住してからは、たまに動かして眺めるだけだったが、この撮影のとき久しぶりに弄ってみると、初期動作が鈍かった。油が凝固してきたのかも知れない。そろそろ、オーバーホールしてあげる時期にきているのだと思う。機械式クロノグラフというと、ムーブメントも複雑で繊細な造りなので、分解掃除をお願いする時計師さんも吟味せねばならないが、日本でなら見つけるのにそう苦労はしない筈だ。

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昔の腕時計らしく、非防水のスナップバック。だが、エッジが廻り込んでいるので、防汗程度の働きはあるだろう。裏蓋に刻印等はまったくない。買うとき、ムーブメントを見せてもらったが、綺麗なものだった。ヴィーナスだの、バルジューだの、クロノグラフの機械の知識は持ち合わせていなかったが、スイス製であることは確かだ。ロジャースというブランド自体まったく不明なので、この後はクロノマニアの方にお任せしたいと考える。また、ベルトは買ったとき付いていたものでオリジナルではないだろうが、日本では手に入らない類の面白いものだ。“欧州”という感じ、このタイムピースによく合っている。

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【2010/02/20 08:00】 | ウォッチマニアの成れの果て | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
ラシーン自動巻。
写真をお見せする際お断りしておきたいのは、厳密な色合いが求められるブツ撮りカメラマンの仕事をしている訳ではないし、また、コンピュータのディスプレイによってだいぶ見え方が違うことだ。今回は、オリンパスE520のテストも兼ねていたので、最初は、ミックス光で条件を変えながらオートホワイトバランスがどの位働くか試してみたが、物の“感じ”はよく出ている。次に、化粧箱の撮影では自然光の下、手動でホワイトバランスをとって撮った。この方が変な色転びもなく、現実に近い色味だ。また、腕時計自体についてだが、フィリピンに移住してからは防湿庫に仕舞って、湿度50〜60%で保管してきている。


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誰でも好きな色があると思うが、私の場合、産湯に浸けられたとき着せられた着物がグリーンとイエローのチェック柄だったからか、緑色が大好きだ。腕時計コレクションにのめり込み始めてから、理想のデザインとしてグリーンの文字盤を思い描いていたが、なかなか思い通りの綺麗なグリーンが見つからなかった。皮肉にも、このラシーンはeBayで遺産品処分のジャンク品として売りに出されていたもので、汚れが目立ったが、鮮やかな緑のダイアルにはたちまち惹きつけられてしまった。ステンレスケースのデザインや、けれん味のないバーハンドもよかった。その米国のセラーに問い合わせると、オーバーホールすればまだまだ使えそうだったので、買った。日本円で2〜3千円位だったと思う。

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調布のアパートに住んでいた頃で、すぐに近くにあった美松堂時計店でオーバーホールしてもらった。ダイアルを含めて綺麗に掃除してもらい、風防ガラスも替えてもらった。新品のベルトも付けてくれ、1万5千円だった。時計小読本と1年間有効の保証書がいっしょになった控えが手許にあるが、平成15年8月6日とある。ダイアルの端の端の塗料が少し欠けてしまっているが、古いものなので仕方ないだろう。それ以外は見違えるように綺麗になり、非常にうれしい気持ちになった。針に多少錆が出ているが、ま、これがアンティークというものだろう。また、針がクォーツ時計のようにきっちり計算された通りにインデックスと符合しないのだが、時計師によると元々そういう時計なのだそうだ。

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これぞ、60年代の手作りといったところだ。ブランドに頓着なくデザインに惚れたのだが、ラシーンというブランドは、スイスのギャレットのアメリカ向けブランドだったのだそうだ。複雑時計はギャレット、シンプル時計はラシーンと使い分けていたらしい。さすがにギャレットだけあって美しいし、道理でしっかりした造りだ。スクリューバックで、パッキンも交換してもらっていたから、日常生活防水は問題なかった。時間も日差+20秒位だったと思うが、全然問題なく使えていた。時計師にムーブメントはギャレット純正か訊ねたが、エボーシュ製なのは確かだがギャレット製といえるかどうかはわからぬということだった。昔のスイス腕時計メーカーは、すごい複雑な横の繋がりで持っていたからな。

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かようなマニアックな腕時計でありながら、いやマニアックであるがために、人と会ってもあまり話の俎上に取りあげられることもなく、時々グリーンのダイアルとコーディネートして服を着る程度だった。他のギャレットの時計が、その素晴らしいデザインのために実用というよりむしろただ眺めるためだけの存在となっているのと同様、この時計もコレクションのためのコレクションといえるかも知れない。しかし、それでいて実際に使い込んでも何ら問題はないのだ。いまや、私は原始人に帰っていくかのような生活で、着るものなんかに頓着なくなってしまったので、ここはひとつ「緑大好き!」という方に再利用してもらえば、このラシーンも本望に違いない。昨今の若い女性に身に着けてもらっても、お洒落ではないか?

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【2010/02/18 08:00】 | ウォッチマニアの成れの果て | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
アコード手巻サイケデリック調。
写真をお見せする際お断りしておきたいのは、厳密な色合いが求められるブツ撮りカメラマンの仕事をしている訳ではないし、また、コンピュータのディスプレイによってだいぶ見え方が違うことだ。今回は、オリンパスE520のテストも兼ねていたので、最初は、ミックス光で条件を変えながらオートホワイトバランスがどの位働くか試してみたが、物の“感じ”はよく出ている。次に、化粧箱の撮影では自然光の下、手動でホワイトバランスをとって撮った。この方が変な色転びもなく、現実に近い色味だ。また、腕時計自体についてだが、フィリピンに移住してからは防湿庫に仕舞って、湿度50〜60%で保管してきている。


腕時計の中に、昔の街並みや、人の正しい姿勢を探すのにも飽きてきた矢先だった。eBayで、カナダのオンタリオ州のセラーが、シンプルながら面白いデザインの機械式腕時計を取り揃えていて、その中でもこのAccordは異彩を放っていた。日本円で1万5千円位だったと思う。手巻き式で、女持ち腕時計のように小さな時針、分針があるのだが、極めつきはプラスチックの円盤が秒針の役割をしていて、回転するに従いダイアルのデザインと重なり合うところだ。遊び心も、ここまで来るとちょっと度が外れている。見ると、New Yorkと記されてあって、米国製なのかどうかはわからぬが、60年代ニューヨークのサブカルチャーシーンを彷彿させるではないか。

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ドラッグで酩酊したトリップ感覚なのではないかと思われる。日本でも、サイケ調としてブームを引き起こしていた。“時代”だなぁ。オモチャのようなデザインなので性能を訝っていたが、ムーブメントはスイス製(確かエボーシュ)17石でなかなか正確に時間を刻んでいた。面白いデザインで、話題にもこと欠かないのだが、人が見てくれないことには、自分で眺めているだけでは飽きてしまうのが難点だった。そういうわけで、シャレが効く場面位でしか使うことはなかった。ケースは小振りだが、いまどきのデカ厚腕時計に違った角度から挑める、過去の遺産だと思う。黒いドレスを纏って、夜の街にふらりと飲みに出かけるときなんかに着けるといい。

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日本を離れる前だから2000年代前半にeBayで買い求めたのだが、いつ頃だったか記憶がない。海外移住を決意して、会社を辞め、土地家屋を売り払い、東京にアパートを借り、フリーランスコピーライターをしながら最後は麻布十番の外人ハウスに住んでいた。英語に慣れるためだ。夜の六本木で働く東欧人やいかれた感じの英米人、行き場が見つからない若い日本人がたむろする外人ハウスは、この60年代サイケ調の腕時計にぴったりの環境だったなぁ。と思い出すと、記憶が甦ってきた。これは調布のアパートに住んでいたとき買ったのだ。自分のコンピュータでインターネットを始めた初期で、2002年頃だったと思う。確かデッドストックもので、この革ベルトが付いていた。

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しっかりしたスクリューバックで、日常生活防水は期待できるだろう。購入してから一度もオーバーホールしておらず、古い油が固着しているためか、久しぶりに使うとき動き出しが鈍いことがある。デッドストックで、新品状態から一度も分解掃除されていなかったのかも知れない。だが、以前使用していたときには精度は出ていた。日差+30秒位だったろうか?

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【2010/02/16 08:00】 | ウォッチマニアの成れの果て | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
スイス製ノーブランド自動巻。
写真をお見せする際お断りしておきたいのは、厳密な色合いが求められるブツ撮りカメラマンの仕事をしている訳ではないし、また、コンピュータのディスプレイによってだいぶ見え方が違うことだ。今回は、オリンパスE520のテストも兼ねていたので、最初は、ミックス光で条件を変えながらオートホワイトバランスがどの位働くか試してみたが、物の“感じ”はよく出ている。次に、化粧箱の撮影では自然光の下、手動でホワイトバランスをとって撮った。この方が変な色転びもなく、現実に近い色味だ。また、腕時計自体についてだが、フィリピンに移住してからは防湿庫に仕舞って、湿度50〜60%で保管してきている。


プエルトガレラに移り住んだ4年前はフィリピン人に対してまだまだウブで、お人好しの日本人らしくすぐに信用しようとしていた。引っ越し前後に知り合って、いまだに付き合いが続いているプエルトガレリアン(プエルトガレラの住人)はそう多くない。私は、子供ではないのだから、嘘は絶対いけないと考える。このフィリピンでは自分に甘い人が大変多いので、これは大変厳しい注文となって、私と交遊が続かない大きな原因となる。しかし、こんな国だからこそ、嘘絶対なしネのユビキリゲンマンができれば結構やっていける。

前置きが長くなったが、今回ご紹介するスイス製ノーブランド自動巻ウォッチは、他愛もない嘘が原因で交遊が途絶えてしまったプエルトガレラの男から買ったものだ。プエルトガレラは多くの外国人が出入りするところだが、その頃あるスイス人が自国から持ち込んだコレクションを販売していて、私の友人はその店の番頭をしていたのだった。さすが本場から持ち込んだだけあって、好事家が思わず食指を動かすようなビンテージウォッチを揃えていたが、あまり売れず、そのスイス人もプエルトが嫌になったのか、じきに国に帰ってしまった。

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古時計が似合う街でありながら、古いものに関心を持つ人が少ないのがプエルトガレラの特徴だ。私じしんも、レトロな環境にどっぷりと身を沈めていくうち、自分じしんが骨董品のようになって、昔の腕時計への関心は薄れていった。思えば、古いものをぶち壊しどんどん新しくする故郷浜松で、そうした失ったものを、古時計の中に見いだし始めたコレクションだったのだから、当然といえば当然だ。真にレトロな暮らしには、レトロなツールは必要ないのだ。だが、4年前は、私はまだ自分に欠けている何かを探していた。

それは、ボーイズサイズの小振りな自動巻だった。こんなデザインの時計をいくつも持っていたが、そのシンプリシティ極まる、キュートなツラにはまたまた惹かれてしまった。面白い形状をした、手づくり感覚溢れるケース。細く可憐なペンシルハンドで、分針はバーインデックスの先の印刷部分の端まできっちりと伸びている。まるで嘘ごまかしは一切ありませんと主張しているかのように。スイス製自動巻なのに、まったく銘がないところがまたいい。しかも、値段も、日本円で1万円はしなかった。

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私もあまり詳しいわけではないが、もしかしたらこの一つ星マークはジャガールクルトなのではないか? このデザイン、自動巻、そしてしっかりしたスクリューバックの防水仕様等から見て、このノーブランドウォッチは70年代初め位ではないかと思う。今日のようにブランディングがちゃんとしていなかった頃だからありえるというか、ロレックスがチュードルブランドで廉価版を出したように、いやそれ以上の安売り時計をノーブランドで出した可能性はあるのではないか?

思えば、70年代は日本製クォーツの怒濤の普及が始まり、幾多のスイス機械式腕時計メーカーは閉鎖に追い込まれていったのだった。老兵は消え去るのみ、そんな美学がぴったりだな、この時計には。裏蓋を開けてみる方ではないのでムーブメントは確認してないが、ロービートながら日差+20秒位で正確に動いていた。ローターの巻上げ効率も結構良いが、手巻きもできる。日常使いとして申し分ないので、プエルトに住み始めた当初はよく使用していたが、じきに使わなくなってしまった。

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残念ながら箱等はない。フリーサイズのエクステンションバンドは後から付けたものだ。詰めた駒もあると思う。シルバーのダイアルには若干焼けが見られるが、いい味を出している。

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【2010/02/14 08:00】 | ウォッチマニアの成れの果て | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
ブレッシング手巻金無垢ケース。SOLD!
写真をお見せする際お断りしておきたいのは、厳密な色合いが求められるブツ撮りカメラマンの仕事をしている訳ではないし、また、コンピュータのディスプレイによってだいぶ見え方が違うことだ。今回は、オリンパスE520のテストも兼ねていたので、最初は、ミックス光で条件を変えながらオートホワイトバランスがどの位働くか試してみたが、物の“感じ”はよく出ている。次に、化粧箱の撮影では自然光の下、手動でホワイトバランスをとって撮った。この方が変な色転びもなく、現実に近い色味だ。また、腕時計自体についてだが、フィリピンに移住してからは防湿庫に仕舞って、湿度50〜60%で保管してきている。


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浜松市の砂山の隠れた名時計師のことは以前にも書いた。何度も修理を頼むうち、私はそこでも古い腕時計が眠っていないか訊いてみていた。すると、どこに隠れていたのかポツリポツリと出てきた。これは、そんな中のひとつだ。他にも、後に、手抜きなんて一切してないんですといったツラをした、見事な50年代のハミルトンも目にした。いったいどういうわけで、あんなに立派なものが忘れ去られているのだろうと思った。

老時計師によると、高度成長期には、腕時計の修理を頼んでおきながらそのまま置き去りにして、取りに現れなかった客がけっこういたのだそうだ。何十年も来ないから、もう時効で、お店のものというわけだ。そんな風にして、日本は、新しいモノへ、新しいモノへと邁進してきたんだなと思う。奥様が「金無垢ですけど、、、」といいながら恭しく家屋の奥から持ってきたことを、いまでも覚えている。

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見るとダイアルに多少焼けが見られるが、リーフハンドがインデックスの端までスッと伸びていて、端正な顔つきだ。秒針の先の赤い矢印がアクセントになってキュート。50年代頃の良心が感じられる。私はこの腕時計を忘れてしまった人のことを考えた。スイスものなのに、Blessingなんて聞いたこともないブランドだ。何に惹かれて買ったんだろう? 何が嫌で手放してしまったんだろう? オーバーホールはもちろんのこと、金無垢のケースにも磨きを入れてくれるとのことだった。

値段はよく覚えていないが、大切にするとの条件で1万5千円はしない位だったと思う。人には譲らないでくれとはいわれなかったので、売りに出しても許してくれることと思う。使ってくれる人に所有してもらうのがいちばんに違いない。この腕時計は、実際の方がずっとアンティークウォッチの味が出ている。戦後で材料がまだ粗悪だったのかも知れないが、14Kだったか、イエローゴールドのケースは焼けやムラが写真では強めに表われてしまっている。

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竜頭もオリジナルだが、これは金無垢ではない。機械はエボーシュによるものと説明され、力強くテンプが動いていた。耐震機能がないため、畳の上位しか落とせないことだった。もちろんというか非防水なので、落としたり水が入ってしまったらすぐに持ってきてくれといわれた。このブレッシングは、戦後よくあったらしい“ビーチもの”ではなかったかと思われる。部品で密輸して日本国内で組み立てられ、スイス製として売られていたものだ。ケースは日本で作られていたものもあるらしい。

スナップバックはサイドまで回り込んでいるので“防汗”程度の効果はある。苦労して見つけた牛皮の型押しベルトもまた、裏側にメッシュがあてられ防汗仕様となっている。尾錠はイエローゴールドメッキだ。あまり使用していないためまだまだ綺麗。昔は、無銘でも思わぬ名機が使われていることがあるそうだが、これは、そういうマニア心をくすぐる腕時計だと思う。日差+20秒位と正確で、扱いに気をつければ十分に普段使いできる。

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【2010/02/08 08:00】 | ウォッチマニアの成れの果て | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
レビュートーメン自動巻エアスピード。SOLD!
写真をお見せする際お断りしておきたいのは、厳密な色合いが求められるブツ撮りカメラマンの仕事をしている訳ではないし、また、コンピュータのディスプレイによってだいぶ見え方が違うことだ。今回は、オリンパスE520のテストも兼ねていたので、最初は、ミックス光で条件を変えながらオートホワイトバランスがどの位働くか試してみたが、物の“感じ”はよく出ている。次に、化粧箱の撮影では自然光の下、手動でホワイトバランスをとって撮った。この方が変な色転びもなく、現実に近い色味だ。また、腕時計自体についてだが、フィリピンに移住してからは防湿庫に仕舞って、湿度50〜60%で保管してきている。


もうそんなに若くはなかったが、若気の至りで、タフなもの、ヘビーデューティで高性能なものに憧れていた。そういう時代でもあった。初めてのオリスを入手して以来、機械式スイス腕時計を探求するようになって、私はひとつの理想像を持ち始めていた。まずは、丈夫で、かつ正確でなければならない。10気圧防水は欲しいところであったし、ハイビートで日差15秒以内に追い込めるムーブメントでなければならない。そして、さらに、最も大切なのは、パテックがそうであるように、剣先が目盛まできっちり伸びていなければならない。時代なのか、すき間が大きいルーズなデザインは嫌だった。

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ロレックスはそうした条件を満たすものだったが値段が高すぎたし、私にとってはブランドが大切なのではなく製品そのものが大事なのだった。浜松市郊外のディスカウントショップDSQのオープニングで、このレビュートーメンのエアスピードを見つけたときは、これぞお眼鏡に適う腕時計だと思った。母もいっしょだったこと、開店時間がずいぶんと遅れ、山のように集った人たちが待たされて、私たちも怒り心頭だったことを覚えている。自分の理想に近いブランド品がずいぶん安売りされていた記憶があるのだが、残っていたレシートを見ると、消費税込み40,994円とある。それでも、ずいぶんな金額だったのだ。1996年12月のことだった。

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これが最後のつもりで大枚はたいて買ったのに、逆に、もっともっとと求める欲望はますます強くなって、コレクションを止められなくなっていった。この時計は、常用使いとしてずいぶんと身に着けた。ベルトは、オリジナルはステッチ付の分厚いカーフ革製が付いていたのだが、汗で痛んでしまって市販のブレスに変えてある。オリジナルもとってあるので尾錠を活用することができるだろうし、またブレスの調整駒もあるのでブレスを使う場合も調整可能だ。ダイアルの外周に日付カレンダーが設けられ、赤い矢印が指し示す。竜頭で早送りが可能だし、手巻きもできる。時刻合わせ時に秒針が停止する、ハック機能も付いている。

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オーバーホールもなしにタフに正確に時を刻み続け重宝していたのだが、ある日長針の白い塗料がとれてしまったので、浜松市のウォッチマンを通じて埼玉県草加市のフレンディアカスタマーセンターに出し、オーバーホールしてもらった。控えを見ると、2001年6月のことだ。以来、問題なく作動しているが、長針、短針、秒針の白い塗料に焼けが出てきているし、クリスタルガラスには擦れ跡もある。ケース径は大きい方ではない。確かエアスピードは、男性用は大きい径のものと小さい径のものがあったと思うが、小さい方だ。黒い文字盤等もあいまって、マッシブな密度感がある。

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裏返すと、この時計がパイロットウォッチであることを誇るように、ヘリコプターのイラストが施されている。ムーブメントには、ETA社の定番ものが使われていたと思う。流行りのスケルトンバックでないところが質実剛健。ま、なんというか、オトコの仕事時計だ。

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テーマ:腕時計 - ジャンル:ファッション・ブランド

【2010/02/06 08:00】 | ウォッチマニアの成れの果て | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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