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今日は日曜なのに早朝から雨、で、写真機材のことについて書くことにします。こうした情報開示は手のうちを明かすようだし、“結果良ければ全て良し”のポリシーに反し嫌なのですが、有名でもない私がプロフェッショナルとして認識されるためには、明らかにしておいた方がよいかも知れません。古くはアンリ・カルティエブレッソン、今日でも中平卓馬さんがそうであるように、ひとつのカメラに固執できることが理想ですが、変革に変革を重ねる現代に写真を生業とするには、残念ながら周りに合わせその時々でカメラを替えていかざるを得ません。遅れてきた私は、しかし、いまだアナログにこだわっています。フィルムルックと呼ばれるようなアナログ特有のトーンが、いまだデジタルでは再現できていないからです。最新のニコンD3はもちろん、フィルムシミュレーションモードを持つフジFinePix S5 Proもフィルムをスキャンして得られる画像の“味”は出せていないように思われます。かつて、アサヒカメラの口絵に藤原新也さんがニコンD1で撮った写真を載せたとき撮影データそのままでは絵にならず修行僧のようにコンピュータの前に座って作業したとの頃と、事態はあまり変わっていません。作家性のある表現をしようとなると、生のデータをフォトショップ等で加工する必要があるのです。デジタルでも修行僧のような作業が必要なら、もっと大変だけどフィルムをスキャンして取り込んだ方がましです。あえていえばエプソンR-D1s、FOVEONセンサー搭載のシグマSD14がフィルムに近いと思われますが、前者は引伸しサイズに限界があり、後者は独特のコダクローム風表現がはずれてしまうと不自然な絵になってしまうようです。SD14はレンズに依るところが大きいようですが、シグマレンズに移行するのはまだまだ抵抗があります。写真はレンズで決まるといっても過言ではないからです(デジタルにおいてはセンサーや画像処理の仕方等、従来フィルムが負っていた部分も大きいです)。そういうわけで、私のカメラシステムはレンズ中心に組み立てられています。メインカメラボディはベーシックな120フィルム用マミヤ645E。マウントアダプタを介し往年のツァイス、シュナイダーの名レンズが使用できるからです。サブカメラは35mmフィルム用でコンタックスAriaとその予備としてS2。こちらもフィルム一眼レフ用としては至高のツァイスレンズ群を使用できるから。デジタル時代になってニコンレンズがツァイスレンズを追い越したかも知れませんが、フィルムではやはりツァイスでなければできない表現があります。他に、サブカメラが壊れたときの予備としてシュナイダー製50mmレンズ装備のサムスン製フィルム一眼レフもあり、その他のカメラとともに防湿庫で保管しています。デジタルは防水仕様のコンデジ、リコーCaplio 500Gwideを使用していますがもっぱらウェブ用です。個人的な評価としては1/1.8型センサー使用のコンデジ(リコーCaplio 500Gwide)の画像は35mmハーフ判フィルムカメラ並み、APS-Cサイズセンサーだと35mm判フィルムカメラ並み、フルサイズになるとブローニー判フィルムカメラ並みのクオリティと捉えています。フィリピン人フォトグラファーのLinen UyさんがキヤノンEOS5Dで撮り、大伸ばしした写真が美術館収蔵レベルだったのを見て、モノクロ写真ではもうデジタルの方が上回っていると実感。カラー写真でもそういえる時代はもうすぐだと思います。でも、コダクローム、エクタクローム、そしてベルビアのような表現ができるカメラシステムが、まだ現れていないのです。おそらくあと数年はかかるでしょうが、私はどっぷりアナログなのでそれまで待たねばなりません。で、手持ちのスキャナー、エプソンPERFECTION 4490 PHOTOが故障してしまった(「プエルトガレラウェディングのロケ中、アロヨ大統領一行に遭遇」参照)ので、えらく狼狽しました。廉価版のフラットベッドスキャナーですが、希望するデジタルカメラが現れるまで“つなぎ”として考えていたのに、わずか2年7か月で使えなくなってしまうとは思いもよらぬことでした。修理に出したエプソン指定サービスセンターからは、3週間以上も連絡がありません。せっかく決行できたP. G. W. [Puerto Galera Wedding]公式ウェブサイト用の写真もスキャニングすることができず、ウェブサイト作りが進めません。こうした状況にあって、将来のカメラ機材プランについて真剣に考えざるを得ませんでした。確実に希望するカメラは出てくるのか? そうでないとしたらどうするか? フラットベッドスキャナー、エプソンPERFECTION 4490 PHOTOのスキャニング性能の限界はわかっていたし、耐久性も高くないことがわかったので、本格フィルムスキャナーの購入も検討しました。しかし、ブローニーサイズにまで対応できる現行機はニコンSUPER COOLSCAN 9000 EDのみで、値段は現行の最上デジタル一眼レフのシステムが組めるほどの高値。将来デジタルに移行したら出番はなくなり、まったく宝の持ち腐れです。で、結局、日本国内で安値になってきたエプソンのフラッグシップスキャナーであるGT-X970を輸入することに落ち着きました。これもフラットベッドタイプですが、その限界まで性能を高めた“別物”なので、せっかくのレオパードiMacの大画面も生かせます。近々、新しいフォトプリンターも導入するので、[Puerto Galera Wedding]のお客様等、プリントをお求めになるお客様にも、アナログならではの味わいがあり、かつより高品位な自家製プリントをご提供できることと思います。
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